東大門のファッションビルレポート!おすすめのビル、営業時間、メンズの情報も!

眠らない街、東大門ファッションタウン!今回はショッピングスポット東大門市場のファッションビルを実際に見て、買ってきたのでレポートします!
おすすめのビルは?営業時間は?メンズはあるの?と気になる情報盛りだくさんでお送ります。
買う際の注意点なども含めて買い物を楽しむためのポイントも!
目次
1.東大門ファッションタウンとは?
東大門ファッションタウンとは昔ながらの問屋市場と巨大ファッションビルが共存している、ソウルを代表する観光地です。
日中に開いているファッションビル、夜~深夜にかけて空いているファッションビルがあり、明け方まで営業している店が多いことから不夜城とも呼ばれていますね。
韓国内外からバイヤーが出入りを行っており、深夜は昼の落ち着いた雰囲気から一変、商売人がしのぎを削る活気のある街です。
2014年3月にオープンした大型観光スポットDDPを中心にぐるっとファッションビルが取り囲んだ形になっており、地下鉄は2・4・5号線東大門歴史文化公園(トンデムンヨッサムナコンウォン)駅、1・4号線東大門駅からアクセスすることが可能です。
ざっくりとエリアを分けると小売、東南部、東北部、西武のエリアにわかれています。
小売エリア
年中無休、日中の時間帯に営業しているエリアです。
大きなビルの脇道には24時間営業している飲食店が軒を連ねていて買い物だけじゃなく飲み食いも楽しめるエリアですね。
ファッションビルとしては「ミリオレ」「ドゥータ」などがあり、バイヤー向けではなく主に普通の客、観光客を目当てとしている買い物ゾーンです。
夜行くのは難しいけど東大門のファッションビルを体験したい!方はこのエリアですね。
ここのファッションビルは後述で詳しく!
東南部エリア
土曜夜に定休日が多く、営業は夜8時~明け方のエリアです。
昼間はどこのお店も空いておらず人も全然歩いていませんが夜になるとバイヤーと観光客でかなりごった返します。
このエリアで3店舗構える「APM」、「デザイナークラブ」などがあり、基本的にはバイヤー向けのゾーンですが、観光客や地元も若い人も多いです。
出店なども多く出て、テントの飲み屋、服屋もたくさんあります。
東大門ファッションのメインはこのエリアになると思います。
ここのファッションビルも後述で詳しく説明します!
東北部エリア
日曜夜に定休日が多く、営業は深夜~昼間のエリアです。
ただ夕方あたりは路上で服が売られてたり出店が出ていたりしています。後小さい路面店は夜は空いてなくて昼空いているって所も多いです。雰囲気は上野のアメ横に近いです。
ファッションビルとしては「THE OT」「チョンピョンファ」などがあり、バイヤー向けのゾーンで観光客も少なめです。
玄人向けのディープゾーンって感じですね。
ここのファッションビルも少し見てきましたので後述で!
2.東大門ファッションエリア地図
現地の地図の写真と撮ってきました。
真ん中に東大門デザインプラザ(DDP)がありそれを囲むようにファッションビルが立ち並んでいますね。
日中に行ける小売エリアを赤文字、夜に行けるバイヤーエリアを青文字で丸付けしています。
ここのビルをピンポイントで確認したい!場合は以下のリンクからどうぞ!
【小売りエリア】
①:DOOTA MALL ☆☆☆★★
②:ミリオレ ☆☆☆☆★
③:現代(ヒュンダイ)シティアウトレット ☆★★★★
④:Hello APM ☆☆☆☆☆
⑤:Good Morning City ☆☆☆☆★
⑥:Lotte Fitin ☆☆☆★★
【バイヤーエリア】
!バイヤーエリアで買い物するための注意点!
①:APM PLACE ☆☆★★★
②:DDPファッションモール ☆☆☆★★
③:Nuzzonファッションモール ☆☆★★★
④:デザイナークラブ ☆☆★★★
⑤:APM Luxe ☆★★★★
⑥:TEAM 204 ☆☆★★★
⑦:APM ★★★★★
⑧:THE OT ☆☆☆☆★
⑨:チョンピョンファ ☆☆☆☆★
3.小売りエリア
では日中に行ける小売りエリアから見ていきましょう。
①DOOTA MALL
営業時間:月~土曜10:30~翌5:00、日曜10:30~24:00
公式HP:http://www.doota-mall.com/
メンズ取り扱い:〇
東大門を代表するデザイナーズファッションビルのドゥータモール。
レディースファッション中心にインテリアや生活雑貨、コスメなど色々な店が入っています。
2016年には免税店もオープンしてますます活気を帯びています。
またこのエリアだと唯一(?)スーパーのNo Brandが入っています。
No Brandは自社商品を中心に取り扱っているスーパーですが、美味しい商品が揃っています。
【実際に行ってみた感想】
フロアとしては地下2階~5階まであり、取り扱っているブランドは韓国内外の有名ブランドといった感じです。
ここならでは!という商品は見つけられずエリアの構成も日本と変わらない普通のショッピングモールですね。
エリアもそこまで広くないので、このエリアを代表する!と謳われている割には…でした。
ここのブランド!という目的があればいいですが、個人的にはスーパーやカフェの利用ぐらいでしょうか?
評価:☆☆☆★★
②ミリオレ
営業時間:10:30~翌4:30
休業日:月曜4:30~火曜10:30
メンズ取り扱い:〇
ちょっとわかりにくいですが、画像中央の赤字でMiglioreのロゴが掲げられているビルになります。
韓国のファッションビルの先駆け、長きにわたって東大門のランドマーク的な存在として様々なジャンルのトレンドファッションを提供しているファッションビルで、300店舗がぎっしり入店しています。
レディースからメンズ、キッズまで幅広いラインナップを取り扱っています。
【実際に行ってみた感想】
地下2階~7回まで、エリアの規模はなかなかです。
品揃えはというと…うーんアメ横って感じでしょうか?
ちょっと型も柄も古いと感じてしまう服が多めで、個人的には見るもの少なかったです。
オススメ度合いは低いですね。
評価:☆☆☆☆★
③現代(ヒュンダイ)シティアウトレット
営業時間:11:00~22:30
公式HP:http://ehyundai.com/outlet/lang/jp/OT000001.do?branchCd=B00173000
メンズ取り扱い:〇
低価格な商品が当たり前の東大門市場に合わせた価格帯に合わせて、高級ブランドが手ごろな価格で手に入る現代のアウトレットファッションビルです。
様々なファッションブランド、コスメショップ、マッサージ店から書店まであり、フードコートもかなり充実しています。
【実際に行ってみた感想】
値段は凄く安い!という訳ではないですが、扱っている商品は良くて「あ、これ欲しい!」と思う率が高かったです。
個人的には小売りエリアで一番オススメで、安物買いしてしまうよりかはしっかりとした商品を安く買いたい方向けになります。
地下2階~9階まで、エリアはかなり広く、複数階にわかれず1フロアにレディースならレディース、メンズならメンズと集約されているため選びやすいのも良いですね。
評価:☆★★★★
④Hello APM
営業時間:10:20~翌4:30
休業日:火曜4:00~水曜10:30
メンズ取り扱い:〇
ちょっとわかりにくいです、画面中央左寄りのhello apMと書かれたビルになります。
問屋街にも多くビルと持っているAPM系列のファッションビルです。
お手頃価格で一般消費者向けに500店舗がひしめき合っています。
【実際に行ってみた感想】
正直に言いますとここはファッションビルの中でワーストです。
色々なサイトで評価が低いですが、本当に客引きが酷い!声をかけられまくって恐怖すら覚えるレベルです。
バイヤー向けのAPMのファッションビルと違って観光客特化という感じなのですが商品も微妙で行かなくて大丈夫かと!
評価:☆☆☆☆☆
⑤Good Morning City
営業時間:10:30~翌1:00
休業日: 火曜4:30~水曜10:30
メンズ取り扱い:〇
韓国のシネコンMEGABOXが入った非常に大きなビルにGood Morning Cityがあります。
エリアの大きさは最大級!レディース、メンズたくさんのショップ・商品を取り扱っています。
【実際に行ってみた感想】
広いんですが、閉まってる店舗や店員が不在にしている店舗が多くて時間帯によってはかなり閑散としてます。
重要な商品は!というとここもアメ横って感じでした。
選べばいい商品あるかも?ですが、オススメ度合いとしてはちょっと低い結果に。
評価:☆☆☆☆★
⑥Lotte Fitin
営業時間:11:00~23:00
公式HP:http://ddm.lottefitin.com/
メンズ取り扱い:〇
ファッションだけでなく、VRやボーリング場などもあるLotte系列のショッピングモールです。
韓国のファストファッションブランドから海外高級ブランドなどが入店しています。
【実際に行ってみた感想】
フロアとしては地下3階~8階まであり、ドゥータモール同じくここならでは!という商品は見つけられずエリアの構成も日本と変わらない普通のショッピングモールです。
広そうに見えるエリアもそこまで広くないので、あまり見る物はありませんでした。
ただ、7階にビュッフェスタイルのレストランが入店しているので色々な韓国料理を楽しみたい方にお勧めです!
評価:☆☆☆★★
4.バイヤーエリア
バイヤーエリアで買い物をする際の注意点
バイヤーエリアでは以下の事を気を付けて買い物しましょう!
・店がオープンしたばっかりは商品の入荷とそれを買おうとするバイヤーで殺気立っているのでなるべくオープンは避ける
→大体夜8時~9時ぐらいに店のオープンと陳列、それと共に8時~12時ぐらいはバイヤーが商品の注文をしていて小売りに対応している暇はあまりありません!
今は小売りしていないから後で来てくれと言われる事もあるので、注意しましょう。
バイヤーはまず各店舗を回って注文をします。その後、注文が一通り終わったら商品を回収していきます。
写真の手前に袋が積んでありますが、こんな感じで各店舗バイヤー向けに袋詰めして店頭にどっさり置かれます。
それをバイヤーは順次回収していく流れですね。
小売りで狙いどころは商品が売れ残って欲しくて焦り始める深夜2時以降でしょうか?
そのころにはまとめ売りも諦めて小売りしようかなと思い始める店舗も出てくると思います!
・小売りの方が値段が高い
問屋ですから値札が付いてない所がほぼ100%です。
まず1点買いが出来るか?そして価格は聞いて、高かったら諦めましょう。
ある程度交渉出来る方なら数点買うから安くしてくれという交渉はもちろん可能です。
ここはコミュニケーション能力が試される所ですね。
・日本語はもちろん通じない
バイヤーエリアは小売りエリアと違って日本語はほぼ通じません。
なので韓国語か、英語などで交渉する必要があります。
私が何店舗か交渉した所、お店によってはGoogle翻訳使って日本語に変換してくれたりしたので、文字でやり取りするのは良いかもしれませんが、面倒くさがる店員の方も多いと思うのでチャレンジと思って色々な手段で交渉しましょう!
①APM PLACE
営業時間:20:00~翌5:00
休業日:土曜夜
メンズ取り扱い:×
東大門に4つのファッションビルを持つAPM、2016年に出来たレディースファッション専門の卸売りショッピングビルです。
地下2階から12階まで、小売りエリアに近い位置にありますが、オープンは夜8時からになります。
見た目は完全にショッピングモールですが中に踏み入れると店舗がぎっしり!
APM Luxeと巡回バス(無料)が走っているので小売りエリアとバイヤーエリアの橋渡しにも使えます。
【実際に行ってみた感想】
最新デザインの服が多く、かなりいい服が多かったです。
ただここで話しかけた店は10着単位でないと売れないと言われたりしたのでAPMの中で一番バイヤー色が強いかもしれません。
その一方で観光客もかなりの数いたので時間帯によっては小売りも検討してくれるかもしれません。
評価:☆☆★★★
②DDPファッションモール
営業時間:20:10~翌6:00
休業日: 土曜夜
メンズ取り扱い:×
以前は「 U:US」という名称ですが変更になりDDPファッションモールになりました。
バイヤーエリアの中では売り場面積が広い方なので各店舗はスペースに余裕があります。
【実際に行ってみた感想】
ショッピングモールに近い店内ですが、バイヤー向けの店舗なので小売りNGな店舗も多いようです。
売り場面積は広いですが1階~3階が主なショッピングフロアになるので思ったより見る物がなく、品ぞろえも無難なものが多い印象でした。
評価:☆☆☆★★
③Nuzzonファッションモール
営業時間:20:00~翌6:00
休業日:土曜夜
メンズ取り扱い:〇
ヌジョン、ヌージョンと表記されるハンドメイドの靴や高品質のレディースアパレルを扱うファッションビルです。
レディースファッションだけでなくメンズエリアあります。
服だけでなくカバンや靴の取り扱いもあり、どの店舗も綺麗に整頓されていて見やすいです。
【実際に行ってみた感想】
エリアを見て回ると「お、これ良いかも」という商品が結構見つかりました。
地下2階~5階が主なファッションエリアでメンズ1フロア、若者向けというよりは落ち着いたラインナップが多めでした。
大通りに面したビルなのでバイヤー向け色は強め、小売りしてくれない店舗も多いと思うので注意しましょう。
評価:☆☆★★★
④デザイナークラブ
営業時間:20:00~翌6:00
休業日:金曜、土曜夜
メンズ取り扱い:〇
20代~30代のレディースファッションを主に取り扱っているデザイナークラブ。
4階にメンズコーナーがあります。地方のバイヤーが最も多く集まるといわれるファッションビルです。
【実際に行ってみた感想】
20代~30代がターゲットという事もあり、落ち着いたラインナップから蛍光色など奇抜なファッションも。
1階~上の階はミセスエリアでその傾向が強い印象でした。ヤングミス商品は地下1階にあるので、年齢に応じて目的のエリアに行ってみましょう。
評価:☆☆★★★
⑤APM Luxe
営業時間: 20:00~翌6:00
休業日:土曜夜
メンズ取り扱い:×
APM系列のレディース専門ファッションビルです。
レディースからメンズを揃えるAPMが好調だったため、2012年にオープンしました。
【実際に行ってみた感想】
APM系列はバイヤーだけでなく観光客や地元の若者でもごった返していますね。
ざっと見て回りましたが「良い!」と思う商品が本当に多かったです!
その分値段もという感じはありますが、このファッションビルは抑えておきたいところです。
小売りもOKな店が多い印象でした。地下2階~7階に所狭しと店舗が残を連ねています。
評価:☆★★★★
⑥TEAM 204
営業時間:20:00~翌6:00
休業日:土曜夜
メンズ取り扱い:?
チーム204はバイヤーエリアで珍しく小売り可能な店舗が多く入店しているファッションビルです。
服はほとんどなく、靴・バッグが中心になります。
【実際に行ってみた感想】
ビル内は靴やバッグが所狭しと陳列されているので靴やバッグを安く手に入れたい!という方はぜひこちらに。
メンズもレディースの中に紛れてまれに置いてあります。
服はパーティー服しか置いてないみたいなので服目当ての方は別のファッションビルに行きましょう。
評価:☆☆★★★
⑦APM
営業時間:20:00~翌5:00
休業日:土曜夜
メンズ取り扱い:〇
レディースからメンズまで取り扱うAPMのバイヤー向け第一号ファッションビルです。
APM Luxeの向かいにあるのでAPMとAPM Luxeを行き来は非常に楽です。
【実際に行ってみた感想】
バイヤーエリアで一番オススメしたいのがこのファッションビルです。
APM系列のファッションビルが4つもあるのはやっぱり良い物が揃っているからだと実感させてくれました。
特にメンズエリアが4エリアもありメンズの服が欲しかったらここのビル一択といった感じです。
いくつかの店舗で話しかけた所、後でなら売ってもいいよと言われたので注意点の所にも書きましたが小売りは1時~4時ぐらいがオススメでしょうか?是非Luxeと合わせて見に行って下さい。
評価:★★★★★
⑧THE OT
営業時間:00:00〜15:00
休業日:土曜夜
メンズ取り扱い:×
高いクオリティと安さ、ヤングファッションに強いディオトゥ。
深夜0時~昼の3時までと朝市に買い付けにくるバイヤー向けになっています。
【実際に行ってみた感想】
東北部のバイヤーエリアは小売りはかなり難しそうな感じでした!
商品は最新~時代を選ばないものまでたくさんありますが、観光客もかなり少ないので韓国語が出来るのであればという所でしょうか?
評価:☆☆☆☆★
⑨チョンピョンファ
営業時間:00:00〜12:00
休業日:土曜夜
メンズ取り扱い:×
横に長いファッションビルの青平和。
ここも東北部にありディオトゥの隣にあります。
ヤングに強いディオトゥだとしたら、青平和はミセスに強い商品が多いです。
【実際に行ってみた感想】
横長ビルにずらっと!ディオトゥと同じく東北部のバイヤーエリアは小売りはかなり難しそうな感じでした!
観光客はかなり少ないので韓国語が出来るのであればという所になりますね。
評価:☆☆☆☆★
5.まとめ
ファッションの卸売り、深夜にオープンするファッションビル群という事で体験としてもかなり面白かったですし、実際に安く良い服を買うことが出来ました!
韓国ファッションを開拓したい!という方は是非オススメしたい東大門のファッションタウン。
ホテルを東大門で取ってしまえば深夜でも安心ですね。金曜の夜に飛行機で到着して深夜はショッピングを楽しむなんてことも出来ると思います。
東大門のファッションビルの周りはバイクがたくさん置いてありますが、バイヤーがどっさり買って積んで運ぶんですね。
凄いパイプ組みですね…日本ではお目にかかれません。